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◆第08回「今年(2010年)の入試から」
永瀬 喜文  

毎年のことですが、卒塾生を送り出して、次の生徒を迎えるこの時期になると、精神的に不安定になります。毎日のように顔を合わせていた生徒たちと突然会わなくなり、継続していたものが、断ち切られたような虚しさを感じるからでしょうか。

さて、今年は慶応中等部に二人受験して、二人とも合格しました。男子10名の中の二人です。ここ数年一次は合格しても、二次での不合格が続いていましたので、大変嬉しいできごとです。

そのうちの一名は、お父さんも中等部卒業で、そもそも中学受験しようというきっかけが、父と同じように慶応で野球をしようというものでした。親子二代慶応中等部ということになります。

もう一人は、だめもとでした。その子の兄は、明大明治に進学しています。兄と同じように、2月2日に明大明治を受験して合格しています。これで、一応目標達成であとは、日にちがあいているので…。そして、慶応の過去問もそれほどせずに、臨んだ3日に1次試験、見事合格して、親子で「夢みたいです、先生」を連発していました。そして、二次までも合格です(^▽^)

そもそもひょっとして、だめもとで、と受験校に選んだきっかけですが、国語の授業中に実施した慶応中等部の入試問題で、思わぬよい点をとったことでした。例年、私は受験生がいる幾校かを選んで入試問題をさせて、アドバイスをしていきますが、彼は過去問ですばらしい得点をしたのです。出題パターンは、湘南藤沢や普通部とも違い、昔から語彙力を問う問題中心です。彼はどちらかというと、ことばを知らないタイプで、いつも「××ってなぁに? 何のこと?」と、聞いてきて、「えっ、そんなことも知らないの。」と驚きあきれながら、説明していました。

そういうお子さんですから、どちらかというと四教科のうち国語が課題となることの多いタイプです。ところが、「問題が合う」というのは、そういうことも超越しているようです。

今年も、四谷大塚の予習シリーズ掲載の問題文と同じ文章が使われたとか、当塾で使用した某女子校の過去問と同じ文章が、早稲田中学で使われたとか、最近学習した印象に残る漢字が出題されたとか、当塾生に追い風が吹いていたようです。

2月1日の早稲田中学では、先に触れたようについ最近当塾で学習した文章が出されました。算数が難問が多く、平均点が下がったようです。ということは、国語のできが大きく影響する。可能性のある2名受験しましたが、1名合格しました。国語読解力のある子です。合否に大きく影響するのは、算数と言われますが、年により、どの科目が明暗を分けるのか変わることもあるのです。

合格校と合格体験記は、当塾のホームページでご覧ください。携帯用のサイトは今時珍しくありませんので、あしからず。(2010.2.15記)

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